アリオ21のエブリデイ

ただの自己満日記です。決して人様にお見せできない文章力で、日々思ったこと感じたことを綴ってます。留学や英語に関する話題多め。興味あったらぜひー

黄色人種であること

ただいま、ドイツ8日間の旅に出るためにダブリン空港にいます。

8日間で、ミュンヘン→ケルン→ベルリンと周遊する予定です。

 

空港での荷物検査を終えて、搭乗ゲートに向かおうとすると少しショッキングなことが。

 

男性二人組の空港セキュリティの方々がこちらに向かって歩いてきます。

なんだろうなと思っていたら、パスポートと搭乗券を見せろとのこと。

 

素直に差し出すと、行き先とその期間、何の目的で行くのか、過去にヨーロッパの他の国々に行ったことがあるか、現在どこに住んでいるのか、どういう目的でそこに滞在しているのかを聞かれました。

 

僕自身もちろん、今まで犯罪を犯したことなどありませんし、浮浪者のような格好をしているわけでもありません。

 

こういう尋問じみたことは初めてだったので少し緊張しましたが、反抗しても仕方がありませんからもちろん素直に答えます。

すると、行っていいぞと許可され解放されます。

 

個人的にめちゃめちゃショックでした。

 

僕は海外旅行の経験がそこまでないので、このようなことが頻繁に起こるのかは分かりません。しかし、中学生の頃から夢見た念願のドイツにやっと行けるということでウキウキしていたテンションを粉砕されました。完全に出鼻をくじかれた。

 

何の目的で質問されたかは分かりません。彼らが去った後を追いかけて問い詰めてやろうかとも思いましたがそんな勇気も到底なく、ひとりうなだれて空港のベンチで今これを綴っています。

 

もちろん、それが彼らの仕事なのはわかっています。

彼らから見て「怪しい」と感じた人物を、目的も明かさずぶっきらぼうに問い詰めるのが彼らの仕事なのですから。

 

ですが、僕がもし白人なら彼らが僕に質問してくることはなかったでしょう。

 

質問された後しばらく彼らのことを見ていたのですが、白人には一度も声をかけていませんでした。

 

肌の色が違うから怪しまれたんだと思うと、とても悲しいです。

しかも相手は道端ですれ違う無教養な人種差別主義者ではなく、立派な空港職員です。

公の場であっても、他人種への「差別」は根底にあるのだと感じました。(決して彼らが人種差別主義者であるという意味ではなく、彼らにとって「人種」が1つの判断基準になっているということです)

 

「人種」というのはとてもセンシティブな問題で、このことをブログという開かれた場で議論するかはすごく迷いましたが、海外に居る以上、人種問題について経験したことを発信していくことはある種の使命だと思い、こうやってお伝えしています。

 

皆さんも、人種について個人的に経験したことがあればお聞かせください。

 

 

ドイツに着いた頃にはすっかり気分が晴れていることを願います。