クラクフ二泊三日 ① クラクフ観光
4週連続海外旅行、ついに最終章はポーランド・クラクフでございます。
4週連続旅のラストであると同時に、留学期間最後の旅になります。
これ以降は、一旦旅はおあずけ。
なぜラストがポーランドなのかというと、ドイツ旅行でダッハウ強制収容所を訪れた際、これはアウシュヴィッツも行かないとダメだ、という気持ちに駆られポーランドで締めくくろうと思いました。
結果的にこの選択は大正解でした。
今回はいつものように時系列でお伝えするのではなく、スポットごとにお伝えしていきたいと思います。
臨場感は無くなりますが、どうしてもアウシュヴィッツの記事を丸々一本書きたかったのでこういう形にしました。
この記事はクラクフ観光についてです。
それでは早速参りましょう!
ヴァヴェル城
中央広場・織物会館
聖マリア教会
聖ペテロ聖パウロ教会
カジミエシュ地区
ヤギェウォ大学
ヴァヴェル城
まずはクラクフの名物であるヴァヴェル城。
なんと、「クラクフ」という都市の名前の起源はヴァヴェル城にあるそうです。
その昔、ヴィスワ河畔の洞窟に住むどう猛な竜に対して、靴職人の弟子クララが、タールと硫酸を染み込ませた羊を竜に飲み込ませ退治しました。
そのクララの名前が街の名前になったそうです。
(クララ→クラクフ)
ヴァヴェル城から眺めるヴィスワ川は最高でした。
中央広場・織物会館
お次はこちらもクラクフ名物・中央広場、そして中央広場に位置する織物会館。
この中央広場が個人的にクラクフで最も素敵だったところです。
馬がそこら中に走っていて、いわゆる私たちが想像する中世を彷彿とさせます。
馬に乗っているのはみなさん女性で、その人たちが馬を操るのかな、珍しいなと思っていたら、実は彼女たちはただの客引きで、いざお客さんを乗せるとなると馬使いのおじさんが来て運転するというなんともうまくできた仕組み笑
昼も夕焼けも夜も、どんな顔を見ても美しい中央広場でした。
写真奥に見えるのが織物会館。
織物だけでなくアクセサリーや食器など様々なクラクフ手作り商品が並んでいました。
聖マリア教会
こちらも中央広場に位置する「ポーランド一美しい教会」。
かなり大きい建物なのでグロツカ通り(クラクフのメイン通り)を歩いているとすぐ気づくと思います。
入館料はなんと5ズロチ。1ユーロちょっとです。
この辺りでもポーランドの物価の安さが垣間見えます。
この聖マリア大聖堂、外見はあまり大したことはないのですが、中に入ってみるとかなりびっくり。
こんなに美しい教会は久々に見ました。
ミュンヘン以来の感動です。
このゴシック様式の教会は14世紀に建築されたそう。
1時間ごとにラッパが演奏されていたのですが、「どう考えても途中だよね」というタイミングで演奏をやめてしまいます。
なんでだろうと思って調べてみると、モンゴル軍が襲来した際に市民に知らせるためにラッパを吹いたラッパ手でしたが、ラッパを吹いている途中に殉職してしまったそうです。
命と引き換えにクラクフの命を守ったこのラッパ手を偲んで、700年余りに及び途中で終了するラッパの演奏を続けているそうです。
聖ペテロ聖パウロ教会
ここはもともと訪れるつもりはなかったのですが、グロツカ通りを歩いているときにたまたま通りがかったので入ってみました。
12使徒の像が目を引きます。
土曜日の夜8時からはここでコンサートが行われていました。
そのコンサートが行われている時、おじさんが教会の前ではチェロ(?)を演奏していました。
クラシック音楽には全く馴染みがない僕ですが、美しい音色だということはわかりました。
カジミエシュ地区
このカジミエシュ地区は、14世紀にカジミエシュ大王という王によってクラクフとは独立してつくられたエリア。
カジミエシュ大王は、世界中から迫害されていたユダヤ人の保護に熱心であり、世界中からユダヤ人がこのカジミエシュ地区に移住してきたようです。
第二次大戦中に一度廃墟と化してしまいましたが、大戦後に再び復興したようです。
おしゃれなカフェや建物がたくさん並んでいました。
またこの地区は、映画『シンドラーのリスト』のシーンに使用されたことでも有名です。
ここでは、ポーランドで最も古いシナゴークに行ってまいりました。
ヤギェウォ大学
ヤギェウォ大学は、ポーランドにある最古の大学であり、スラヴ人によって設立された最初の大学だそうです。
こんな感じでクラクフ観光を終えました。
1日でも十分観光できる大きさの街ですが、本当に満喫したかったら2日間は必要かもしれません。
というのは、ヴァヴェル城や聖マリア教会は大人気で、チケットを購入し中に入るまでそれなりに時間がかかるからです。
今回は残念ながら行くことができませんでしたが、クラクフを観光する際は世界遺産のヴィエリチカ岩塩坑も行くことをオススメします。
クラクフ観光に二日、アウシュヴィッツに一日、ヴィエリチカ岩塩坑に一日で計四日あれば、クラクフを思う存分満喫できるかと思います。
さて、次回は、アウシュヴィッツについてお伝えします。