非英語圏の人々の英語
ども!
ドイツから帰還し、後期の10週間が始まりました。
そこで本日は、英語を第二言語として扱う人々のアクセントの違いについてお話ししたいと思います。
「アクセントの違い」なんて大々的に言いましたが、学問的に分析するわけではなく、どの国のアクセントがネイティブにとって聞き取りやすいか、また日本人である僕にとって聞き取りやすいか、という感覚的なものですので悪しからず。
まずアクセントの話をする前に、彼らの英語力はどうなのか。
僕が彼らと接している中で感じたことは、非アジア圏の人たちの多くはどちらかというと、読み書きよりも話す聞くの方が上手である、ということ。
対してアジア圏の人たちは、全く逆。
話す聞くよりも読み書き、特に文法の方が得意だと思います。
中高6年間英語を勉強し、受験を経て大学に入った典型的な日本人学生、と表現するとイメージが湧きやすいと思います。
個人差はありますが、英語力としてはこんな感じです。
では、アクセントはどうか。
(※注意しておきたいのは、同じ国でも発音がすごく上手な方もいればすごく苦手な方もいる。ですから、あくまでこれは僕が実体験として感じた一例にすぎないと考えてください。)
日本
日本人の英語は当然、日本人である僕からすると非常に聞き取りやすいです。
一語一句正確に聞き取れます。
では、ネイティブスピーカーの先生は聞き取れているのか。
これは、大方聞き取ってくれます。
もちろん、ある単語をを誤った発音で言えば聞き取ってくれませんが、いわゆるジャパニーズイングリッシュでも十分通じます。
ただこれは日本人学生の発音に慣れている語学学校の先生だからであり、パンピーネイティブ相手にジャパニーズイングリッシュで喋っても、理解してくれないことはあります。
かくいう僕も、ホストファミリーと喋っている時にたまに聞き返されることがあり、何度言っても聞き取ってくれないから、その単語を説明したりスペルを言ったりすることによって理解してもらっています。
ですから、「留学中でもジャパニーズイングリッシュでも大丈夫だ!」なんて思わずに、できるだけネイティブに近い発音を目指すことが、日本人留学生にとって必要だと思います。
韓国
お隣韓国。
僕にとっては、韓国の方の英語は最も聞き取りやすいです。
9割以上はどの単語を言っているかが把握できます。
ただ、'to'を「チュー」と発音したり、'woman'の複数形'women'(発音はwimen)をどうしても発音できなかったりという韓国人特有のアクセントは見受けられます。
't'を「ち」音で発音しがちな気がします。
語学学校の先生は、韓国人のアクセントが最も苦手なようです。
聞き返すことが少なくありません。
中国
中国の方は、割と聞き取りにくいかもしれません。
本当に独特な感じがします。
僕が感じたのは、発音する時に同時に息を吐いているような感じで、自然と「は行」の音が語頭についてくる感じ。
わかりにくくてすみません(笑)
相手は英語を喋っているのに、あれ今中国語喋ってる?と思う時もたまにあります笑
ロシア・ルーマニア
同じクラスにロシア人とルーマニア人の方がいるのですが、彼らの英語は上手すぎて比較することはできません(笑)
母国語の訛りが一切感じられないほど綺麗に発音します。
ルーマニア人の方に、「なんでそんなに発音が綺麗なの?」と聞いたところ、「Netflixとゲームのおかげだね。」と言っていました。
ホンマか???
中東の方は、僕の語学学校で最も多い割合を占めるのですが、最初は聞き取るのがほんっっっっっっとうに難しかった!
アラビア語に特有なのか、'r'をら行で発音します。
例えば、'for'を「フォル」と発音したり、'water'を「ウォータル」と発音したりするイメージです。
リズムもまるっきしアラビア語ですね。
ただ今はすごく慣れて、一番聞き取りやすくなりました。
メキシコ
もうほとんどスペイン語でした。
印象的なのは、文頭の'maybe'を「メイビィ〜」と発音していたことです。
もちろん発音自体は誤っていないのですが、’e'をすんごく伸ばす感じ。
リズムもスペイン語で、僕はとってもスパニッシュイングリッシュを聞くのは好きでしたね。聞いてるとなんだか楽しい気分になりました笑
ちなみに、スペイン語と英語は似ている単語が多くてその点では覚えやすいんだけれども、発音が微妙に違うからそこを矯正するのが難しいらしいです。
フランス
フランスの方の英語は割とトップレベルで聞き取りずらいです。
1週間前から同じステイ先にフランス人の同い年の男の子が来て、よく二人でお喋りするのですが、最初はマジで何言ってるかわからなかった。
その子はすごくお喋りが好きで喋るスピードが速いってのもありますが、アクセントが非常に独特でした。
特徴的なのは、'river'を「ライバー」、'opposite'を「オポザイト」と発音していたことです。最初はなんのこっちゃわかりませんでした。
しかし面白いことに、ホストファミリーは彼の言っていることをほとんど理解しています。
僕のリスニング力が足りない説浮上…
種明かしをすると、ホストマザーはフランス系でフランス語を喋れるので理解できているんだと思います。
今はすっかり彼のアクセントにも慣れ、90パーは理解できます。
ただ不思議と聞き取りにくくはなく、たまにものすごいスピードで喋る時を除いては、大方聞き取ることができます。
リトアニアアクセントとリトアニア語は非常にキュートなので、ぜひYouTubeなどで聞いてみてください。あなたもきっと好きになるはず!
さて、各国のアクセント事情についてざっくりと説明しましたがいかがでしたでしょうか?
これが一体なんのためになって誰のためになるのかは非常に謎ですが、アクセントマニアにウケればいいかなあと思って書きました笑
皆さんも、いろんな国のアクセントに触れて、その都度自分のアクセントを見直してみるといい勉強になるかもしれません。
それでは、グッバイ!