インプット、足りてますか? 〜トーマスの教え〜
どうも!
7月に入り、アイルランドでの留学生活も残すところ2ヶ月弱となりました。
いやいや、時が経つのは早いですねぇ〜
4月にこっちに来て、毎日不安で怯えていたのが昨日のことのようです笑
時間は無駄にできない!
ということで、先日ミートアップイベントに行って参りまして、英語学習において大切な気づきがありましたのでそちらをシェアしていきたいと思いますよお〜
今回参加したイベントは、Japanese English Exchange。
日本語を学びたい外国人に日本語を教え、その見返りとして英語を教えてもらうという趣旨です。
「教える」と言ってもそんな固いものではなく、ただおしゃべりする感じです。
アプリ上では参加希望者わずか6人でしたが、意外や意外、実際に行ってみると約20人の参加者が。
比率的には、外国人が4人でそのほかは全員日本人。
ダブリンにこんなに日本人がいたことに驚き!
僕は幸運にも、スロヴァキア人のトーマスの目の前の席を確保することができ、2時間ずーっと彼と話すことができました。
(日本人が多すぎるため、中には外国人と喋ることができず日本人同士で喋らざるを得ない方々もいらっしゃいました)
トーマスは日本に1年間住んでいたこともあり、日本語がペラペラだったので、お願いして全て英語で話してもらいました笑
日本語だけでなく、母国語であるスロヴァキア語、チェコ語、そして英語と、全て流暢に話せるポリグロットのトーマス。
そんな言語マスタートーマス先生に「どうやって3ヶ国語をそんなに流暢にマスターしたの?」と聞くと、
「言語をマスターするには慣れが必要で、とにかくその言語を聞くなり読むなりしてインプットしまくるしかない。膨大な量のインプットをして初めてアウトプットが成立するんだよ。」(この「慣れ」には、発音や英語脳の形成なども含まれますが、今回は単語・フレーズに焦点を置いてお話しします)
と教えてくれました。とにかく ‘Listen A Lot’ だと。
ここで僕の脳内が弾けました。
大切なことを忘れていた!!!!!
というのも、留学に来て、「とにかく英語を喋れるようになりたい。だからとことんアウトプットしまくらなきゃ!」と、アウトプットにかなりの比重を置いていたんです。
インプットを怠っていた。
もちろん、アウトプットの最中に分からない単語があれば後で調べて頭に入れるぐらいのことはしていましたが、驚異的な量のインプットはできていなかった。
結果、同じ単語やフレーズを頻繁に使用しまくり、ボキャブラリーに多様性を持たせることができていない状態でした。ボキャ貧になっていたんですよね。
インプットをしまくれば、単語・フレーズ量が増えると同時に、「ネイティブはこんな表現を/こんな文法を使っているんだ」と気づくことができます。
これは、アクティブワードの量にも関係します。
皆さんは、アクティブワードとポッシブワードを意識したことがありますか?
「なんだそれ?」と思っている方、安心してください。
僕が今テキトーに考えてつくった言葉です笑
要は、「読んだり聞いたりして意味はわかる(ポッシブワード)けど、いざ会話になると自分が使う(アクティブワード)ことのない単語」のことです。
もう少し具体的に説明すると、
ある日の授業で、1人の生徒が ' I'm all ears!' と言いました。
僕はこのフレーズを知っていたので、「聞かせてよ!」的なことを言っているのはわかりました。
ですが、もし僕が友達の話に興味深々で「聞かせてよ!」って言いたい時に、I'm all ears. と言えるでしょうか。
答えはノーです。
頭に浮かんでくるかどうかも微妙です笑
たぶんこれは日本人英語学習者の典型だと思うのですが、たくさんの単語やフレーズを知っているのに、自分が使うことはできない。またはどういう場面で使っていいのか分からない。
これはインプットではなく、アウトプットの問題です。
インプットした単語・フレーズは、「全部会話で使ってやろう」ぐらいの意気込みを持っていないと、アクティブワードにすることは難しいでしょう。
パッシブワードをアクティブワードにするためには、同じことを言いたくても誰もが知っている簡単な表現ではなく、あえてネイティヴが使うような小慣れた表現をするように努めることが重要です。
そうすれば、多様な表現を駆使することができ、少しでもネイティブレベルに近づくことができるでしょう。
ここでもう一度、トーマスの言葉を思い出しましょう。
「言語をマスターするには慣れが必要で、とにかくその言語を聞くなり読むなりしてインプットしまくるしかない。膨大な量のインプットをして初めてアウトプットが成立するんだよ。」
膨大な量のパッシブワードと多様なアクティブワード。
皆さんも一度意識してみてください!
今日は、言語マスターになるための重要な要素のうちの1つについてお話ししました!
それではまた次回お会いしましょう!
Bye〜