映画『ライオンキング』を観た!
どうも!
最近、日本は吉本興業の話題で持ちきりのようですね…
本人らが嘘をついていたのが悪いとは言え、世間に死ぬほど叩かれて、あそこまで追い詰められてしまった宮迫さんと亮さんがとても不憫でならないです。
どん底まで突き落としたら、次は吉本興業HDの岡本社長にターゲットを代え、これまた死ぬほど叩きまくるのでしょう。日本のメディア、そしてそれに踊らされている一部(大半?)の人々がこわくて仕方がありません。笑
さて、暗い話題はさておき、今日はアイルランドで初めて、映画館に映画を観に行ってまいりました!
映画館で映画観るの好きで、日本にいるときはしょっちゅう行ってたんですが、こっちに来てからは初めてでした。
本当はカッコつけて『批評』なんて言いたいですが、映画を批評できるほど映画に詳しくないので、『感想』(しかも小学生レベルの)にとどめておきます!
観たのは『ライオンキング』!
ライオンキングといえばミュージカルが有名ですが、今回鑑賞したのは映画。
こんなに有名なのに、一度も観たことがないんですよね〜
結論、まあ面白い!
子供向けの映画なんだろうけど、大人が観てもまあ面白いって感じでした!
恥ずかしながら、ディズニー映画に全く馴染みがないものでして、これがディズニー映画かぁ〜としみじみ実感しておりました。
人間が1人も出てこない映画を観るのは初めてでした。
内容は、王であるお父さんを亡くしたのちに王子・シンバは故郷を離れ、大きく成長した後に、かつての自分の故郷を荒らしかつ父を殺したスカーをやっつけて、ライオンキングになる、というシンプルなもの。ミュージカル要素も入ってます。
赤ちゃんの時から故郷を離れて、ずーっと草食で他の動物と闘うことも少なかったであろうシンバが、よくスカーとハイエナ君たちに勝てたのはちょっと疑問でした。ずっと草食だったら、身体もひ弱になりそうな感じがするけど…(ビーガンみたいに)
それとも、ライオンの強さは食う物とか関係ないのかな?
とはいえとはいえ、子供向けの映画で平易な単語しか使われておらず、かつ内容がわかりやすいので、存分に楽しめました。
それにしても、アイルランドの映画館は日本のものと違いすぎて面白かったです笑
日曜日ということもあって、たくさんの子供たちが観賞に来ていたのですが、まあ自由なこと笑
泣きわめくわ、喋りまくるわ、ミュージカルシーンで踊りまくるわ…
全てが新鮮でした笑
きっと日本で同じ状況だったらイライラしていたと思いますが、海外だから微笑ましく見守っていました笑
環境ってすごいです。
何が言いたいかっていうと、やっぱり映画館で観る映画っていいよねってこと!
チュース!
大学での専攻 〜日本と海外の違い〜
海外で、「日本の大学では英語学を専攻していたよ」と言うと、ほぼ100%の確率で「あーじゃあ将来は先生になるんだね」と言われます。
日本で同様のことを言っても、大学での専攻と将来の職業を結びつけて返答されることはほとんどないです。
「文学部なんだね」とか「じゃあ英語得意なんだね」といった返答が常です。
ではなぜ、海外の人は大学での専攻と将来の職業を結びつけるのでしょうか?
僕が思うに、海外においては大学で勉強したことと将来の職業は密接に結びついています。つまり、海外の(ホワイトカラーの)雇用はほとんどが、大学で勉強したことを基に行われているということです。
例えば、大学でエンジニアリングを勉強した人は、エンジニアの職に就くことがほとんどですし(しかしこれは日本でも同様かもしれません)、農業の勉強をした人は農業関係の職に就くだろうし、文学部で勉強した人は研究機関や教師などの道に進むでしょう。
対して、日本の雇用はどうか。
エンジニアや医者など、かなりの専門的な職ではない限り、大学での専攻と職業が結びつくことは少ないと感じます。
例えば、僕は文学部で学んでいますが、文学部の友達の就職先は様々で、コンサルタントになる人もいれば、銀行マンになる人もいるし、先生になる人もいます。
これは、多くの日本企業が新人研修制度を持つことと相互関係にあるでしょう。
つまり、会社に新人研修制度があるから、学生は自分が就く職業に対して専門的な知識を持っていなくていいし、会社も専門的な知識を持っている学生を強くは望んでいない。むしろ、「人柄」や「会社に合うか」、「根本的な頭の良さ」が重視されているような気がします。
ここからは完全に僕の意見ですが、この日本の雇用状況が「大学生の体たらく」を生んでいると思っています。
もちろん、自分の専攻や勉強したいことについて一生懸命学んでいる人もいます。
しかし、僕の肌感覚で言えば、ほとんどの日本の大学生は不真面目で、毎日遊び呆けて授業を真剣に参加していない。そもそも大学にほとんど行かない人もいる。
日本の大学の教育制度そのものにも問題はありますが、日本の雇用状況が新卒に対して専門性を求めていないため、学生は大学で真剣に勉強していなくても自分のやりたい職業に就くことができるし、いわゆる「一流企業」に就職することができる。
大学での専攻に縛られず多様な職業に就く可能性を持てると言ったら響きは良いですが、実際は大勢の若者が何のスペシャリティもないまま社会に放り出されている。
大学生が必死に学ばないもう1つの理由は、私たち日本人の根底にある安定志向だということがわかります。
多くの日本の子供たちは、良い高校に行けば良い大学に行けて、良い大学に行けば良い会社に就職できて、良い会社に就職すれば良い人生を送れる、と親や先生から教えられます。社会全体もそういう流れになっている。
だから、大学で猛勉強して何らかの専門性を身につけるのではなく、一流企業に就職するためのノウハウだけをひたすら追い求める。
これをほとんどの日本人が盲目的に信じています。
もちろん、僕もその神話を信じているうちの1人かもしれません。
なぜならそういう教育を受けてきたから。
ちょっと前までなら、この神話を信じても何とか無難に人生を送れたかもしれません。
しかし、これからの時代はそうはいかなくなるでしょう。
テクノロジーの進歩は凄まじく、毎日のように革新的な技術が産み出され、人間が要らなくなる仕事は無数にあるといいます。
そんな時代に、学ぶ意欲のない、思考停止状態の人は職を失うでしょう。
何が言いたいかというと、日本の大学生は目的を持って真面目に勉強したほうがいいかもしれない。もっと社会に目を向けて、現実と来たる未来に真剣に向き合わなければならないかもしれない。
もっと言えば、教育を見直し、日本人のマインドを改善し、職に対する考え方、ひいては人生に対する考え方を考え直さなければならないでしょう。
偉そうに言っていますが、留学に来て海外の若者と話している中で、自分がこれまでどれだけ不真面目だったかを痛感させられました。
自戒もこめてこの記事を書いています笑
皆さんはこの点についてどう思われるでしょうか?
よろしければコメント欄に熱く意見を語っていただければ幸いです!
よろしくお願いします!
では!
アイルランド観光 キラーニー・ウェストコーク
どもども〜
週末にレンタカーでアイルランド南西部のキラーニーに行ってきましたよ〜ということで、めちゃめちゃ簡単にお伝えします!
キラーニーは、アイルランド・ケリー州にある街で、アイルランド観光の中心地とも言われている(?)ぐらい有名な場所です。
キラーニー国立公園という美しい公園と湖を有しており、夜には美しい星空が見えるんだとか!
また、キラーニーからもっと西に進むとアイベラ半島という場所があり、そこから見える星空がものすごく綺麗なため、日本からアイベラ半島に行くためだけのツアーも組まれているんだそう!
キラーニーは国から星空を保護するための場所に指定されているため、世界三大星空のうちの1つ!らしい!(冬にはオーロラも見える)
もうこんなにアピールされてしまったら行くしかない!
ということで今回はその星空を目当てに、ダブリンから車で4時間、キラーニーに向かいました!
星空を見る場所はキラーニーですが、宿泊したのはコーク西部の民泊。
こじんまりとしたかわいらしいお家でした。
すぐ近くにはローカルのパブが。
このウェストコークの人たちが本当に優しかった!
もうめちゃくちゃに!
会う人会う人声をかけてくれて、Welcome to West Corkって歓迎してくれて😊
民泊には、朝食用に大量の食材が完備されていたり、牧場を経営しているおじさんが早朝にしぼりたての牛のミルクを持ってきてくれたり!
さらに友達と近くの公園で遊んでいると、20人ぐらいの子供達がやってきて一緒にバスケやサッカーをしたり。
子供達まで優しくて、遊び終わると「ピザ食べたかったらあるよ!」とご馳走しようとしてくれて…
親御さんが子供達のために作ったピザだったのでさすがに遠慮しましたが笑
ホンッッっとに優しかった。
周りにはほとんど牧場しかない超がつく田舎町なので、おそらく観光客が来ることは滅多になく、珍しい観光客の僕たちを快く迎えてくれたのだと思います。
「地元民との触れ合い」ってこういうことなんだろうな、としみじみ感じました。
このウェストコークの人たちの心の温かさは見習わなきゃ!
心の優しさを感じた後は、みんなでクッキングして夕食を食べて、キラーニー国立公園へ。
ウェストコークから1時間半ほどでした。
雲ひとつない夜だったので、星が綺麗に見えて、素晴らしいチルな時間を過ごせました。
残念ながら写真には残せませんでしたが…
翌日は、レンタカー返却のため一瞬だけ湖に寄って速攻でダブリンに帰りました。
やっぱり都心部と違って空気が澄んでいるため、空も青々としています。
(晴れてよかった…)
こんな感じでキラーニー旅は終了!
ちょうど24時間の観光でした。
キラーニー旅で何が一番記憶に残っている?
と聞かれたら迷わず、「ウェストコークの人々のあたたかさ」ですね。
星空じゃないんかい!て感じですが、やっぱり人との出会いが一番素晴らしいですね笑
星空と同じくらい輝く友情を手に入れられましたとさ!
じゃ!
語学留学って本当に英語上達するの? part③
どもども〜
最近毎日友達の家でパーティーしていて疲れ気味の僕です。
留学もとうとう残すところ1ヶ月とちょっとになったところで、久しぶりに英語力の推移についてお伝えします〜
前回の記事を書いたときは1ヶ月半経過時だったのですが、相当暗いトーンで書いてますね笑
それもそのはず、あの時が留学中で一番辛い時期で英語の伸びなさに本当に悩んでいました。
3ヶ月とちょっと経った今はというと、英語の伸びを実感できるレベルにはなっています。(とは言っても、まだまだ満足できるレベルはないですが)
非ネイティブスピーカーとは、ほとんど滞りなく会話できるようにはなってきました。
80〜90%ぐらいの理解です。
しかしそれでもなお、ネイティブとの会話は満足にはいきません。
特に中年から老人にかけて。
これはアクセントのせいもあるんでしょうが、本当に何言ってるのかわからない時が結構あります。
(アイリッシュアクセントの記事)
ホストファザーと喋る時なんて、いまだに理解力は50%ぐらいです笑
ただ、YouTubeで動画を見るときは、モノによっては字幕なしでも理解することができて、リスニング力が全く伸びていないかと言われればそうでもありません。
僕がオススメするYouTubeの動画は、海外大学生の日常生活を動画にしているものです。(Vlogと言うらしい)
何が良いかというと、オックスフォードやハーバードといった一流大学生の生活を知るのが楽しいっていうのはもちろんのこと、同世代の大学生だからスラングなどの若者特有の言い回しなども学べることです。
普通に動画としても面白いので、ぜひ観てみてください。
さて、本題に戻します。
僕のこれからの課題は、ネイティブの言っていることは理解することと、喋るスピードを上げること。
この喋るスピードを上げるってのがかなり難しい!
意識して早く喋ろうと思っても、単語がパッと出てこなかったり、いちいち発音や文法を気にしてしまったりして、なかなか速く喋ることができません。
速く喋るには、普段から音読したり独り言を言ったりして、「喋る」ことに慣れ、自分なりの表現を体に染み込ませるしかないと思います。
そこで僕思ったんですけど、英語のスピーキング上達が一番早いのって「お喋り好きな人」だと思うんですよね笑
喋るの好きな人って、ずーっと喋ってるじゃないですか?笑
すると、喋る機会が普通の人よりも断然多いわけで、つまり英語を練習する機会をたくさんつくることができている。
これがスピーキング上達にすげー大事笑
僕、こんな自己満ブログを書いておきながら、日本にいたときはそんなに喋る方じゃなかったんですよ。
無口というわけではないけれど、人の話を「聞く」ことの方が多くて、そんなにペラペラ喋ることが多くなかった。
そんでこっちに来て思ったんです。
「聞いてばっかりじゃスピーキング上達しない」
このことに気づいてからは、自分が喋ることを第一優先にしました笑
コミュニケーションにおいてはあんまり良くない傾向ですが、スピーキングを伸ばすためなら仕方がない。
最近は英語で何かを語ることに少しずつ慣れてきました。
皆さんも、もし「聞く側」が多いと感じたら、「喋る側」に回ってみてください。
喋る機会を自分からつくることはとてつもなく大事です!
3ヶ月ちょい経過時の英語力の伸びはこんな感じです。
次この記事を書くときは、帰国する直前になると思います。
あと1ヶ月半、ネイティブレベルに少しでも近づけるよう頑張ります!😄
それでは!
アイルランド伝統ダンス『River Dance』が最高すぎた
どうもどうも!
最近、遊んでばっかりでなかなかブログ更新できずにいました。
アイルランドのクラブに行ったり、Howthというクリフウォークで有名なところに行ったり、エッセイを書いたり、プレゼンをしたり、忙しい日々を過ごしておりました。
ちなみに、僕はクラブが苦手なので隅っこで同じような境遇の友達と男だけで踊ってました笑
情けないですね笑
でも音楽は好きなので、クラブ自体は嫌いじゃないです。
と、まあそんな忙しい日々の合間を縫いまして、River Danceというアイルランド伝統ダンスのショーを観賞しに行きました!
このRiver Dance、日本で耳にすることはありませんが、アイルランドでは知らない人がいないぐらい超有名で、ヨーロッパの他国やアメリカでも有名なので、アイルランド人が誇っているものの1つと言ってもいいんじゃないんでしょうか。
タップダンスを基本として、ロシアダンスやフラメンコなど多様なジャンルのダンスが取り込まれているようです。
特徴的なのは、両腕をピタッと横につけてダンスをすること。
最初動画で観たときはなんか変な感じがしましたが、生で観るともう素晴らしすぎて言葉にならなかった。
ホストペアレントによると、両腕をピタッと横につけているのは、宗教上の理由により異性に体が触れることを避けていたから、だそうです。
(この両腕を横にピタッとするのは、現在のRiver Danceではほんの一部分だけです)
上映前。
Gaiety Theatreという劇場で観賞しました。
前から4列目ぐらいの席で1人約60ユーロ。
決して安くはないですが、この値段を払う価値は大いにあります!
River DanceはAct1とAct2があり、計2時間の上映。
ただダンスするのではなく、ストーリー仕立てになっており、ジャガイモ飢饉やアメリカ移住などアイルランドの歴史を反映しています。
Act1の冒頭のダンスは、暗い雰囲気から始まります。
10人ぐらいのダンサーがとってもシリアスな表情でクールにダンスします。
これがめちゃくちゃかっこよかった!
女性ダンサーたちがとっても美人だったというのもありますが笑、表情ですっごい訴えかけてくるんですよね。
正直、楽しみではありましたがそこまで期待していなかった僕は、この冒頭のダンスで一気に心を掴まれもうそこからの記憶はありません。
もう1つ面白かったシーンは、ストリートダンサーとリバーダンサーがダンスバトルをするシーン。
この黒人のダンサー二人組は、基調はRiver Danceなのですが、よりフリースタイルに近く体を大きく使ってダンスします。River Danceとポップダンスとブレイクダンスが融合したような感じです。
このストリートダンサーがリバーダンサーをめちゃくちゃ挑発するんです。
両腕を横にくっつけてダンスをする動きを真似したりして、挑発の仕方がユーモアたっぷりでとっても面白かった。
会場全体を巻き込んでダンスバトルをして、最終的には仲良くみんなでダンスしていたのがなんかほっこりしました笑
黒人ダンサーの2人がザ・ストリートって感じで、すっごいかっこよくて、その後のシーンもこの2人が登場するたびに会場は大盛り上がりでした。
River Danceには、男性リードダンサーと女性リードダンサーが1人ずついるのですが、この2人のダンスも圧巻でした。
リードダンサーだけあって雰囲気が別格で、ときにクールにときに情熱的にダンスし、感情が揺さぶられます。
ちなみに、ホストファザー情報だと、この2人は死ぬほどお金稼いでるらしいです笑
どうでもよかったですね笑
以上、River Danceのレポートでした!
今アイルランドにいらっしゃる方はぜひ観に行って観てください!
アイルランドにいらっしゃらない方も、River Danceは世界で公演されていますので機会があればぜひ行ってみてください!
きっと楽しめると思います!
それでは今日はこのへんで!
*1:劇場も映画で出てくるような立派な劇場なのでぜひ行ってみてね😄
インプット、足りてますか? 〜トーマスの教え〜
どうも!
7月に入り、アイルランドでの留学生活も残すところ2ヶ月弱となりました。
いやいや、時が経つのは早いですねぇ〜
4月にこっちに来て、毎日不安で怯えていたのが昨日のことのようです笑
時間は無駄にできない!
ということで、先日ミートアップイベントに行って参りまして、英語学習において大切な気づきがありましたのでそちらをシェアしていきたいと思いますよお〜
今回参加したイベントは、Japanese English Exchange。
日本語を学びたい外国人に日本語を教え、その見返りとして英語を教えてもらうという趣旨です。
「教える」と言ってもそんな固いものではなく、ただおしゃべりする感じです。
アプリ上では参加希望者わずか6人でしたが、意外や意外、実際に行ってみると約20人の参加者が。
比率的には、外国人が4人でそのほかは全員日本人。
ダブリンにこんなに日本人がいたことに驚き!
僕は幸運にも、スロヴァキア人のトーマスの目の前の席を確保することができ、2時間ずーっと彼と話すことができました。
(日本人が多すぎるため、中には外国人と喋ることができず日本人同士で喋らざるを得ない方々もいらっしゃいました)
トーマスは日本に1年間住んでいたこともあり、日本語がペラペラだったので、お願いして全て英語で話してもらいました笑
日本語だけでなく、母国語であるスロヴァキア語、チェコ語、そして英語と、全て流暢に話せるポリグロットのトーマス。
そんな言語マスタートーマス先生に「どうやって3ヶ国語をそんなに流暢にマスターしたの?」と聞くと、
「言語をマスターするには慣れが必要で、とにかくその言語を聞くなり読むなりしてインプットしまくるしかない。膨大な量のインプットをして初めてアウトプットが成立するんだよ。」(この「慣れ」には、発音や英語脳の形成なども含まれますが、今回は単語・フレーズに焦点を置いてお話しします)
と教えてくれました。とにかく ‘Listen A Lot’ だと。
ここで僕の脳内が弾けました。
大切なことを忘れていた!!!!!
というのも、留学に来て、「とにかく英語を喋れるようになりたい。だからとことんアウトプットしまくらなきゃ!」と、アウトプットにかなりの比重を置いていたんです。
インプットを怠っていた。
もちろん、アウトプットの最中に分からない単語があれば後で調べて頭に入れるぐらいのことはしていましたが、驚異的な量のインプットはできていなかった。
結果、同じ単語やフレーズを頻繁に使用しまくり、ボキャブラリーに多様性を持たせることができていない状態でした。ボキャ貧になっていたんですよね。
インプットをしまくれば、単語・フレーズ量が増えると同時に、「ネイティブはこんな表現を/こんな文法を使っているんだ」と気づくことができます。
これは、アクティブワードの量にも関係します。
皆さんは、アクティブワードとポッシブワードを意識したことがありますか?
「なんだそれ?」と思っている方、安心してください。
僕が今テキトーに考えてつくった言葉です笑
要は、「読んだり聞いたりして意味はわかる(ポッシブワード)けど、いざ会話になると自分が使う(アクティブワード)ことのない単語」のことです。
もう少し具体的に説明すると、
ある日の授業で、1人の生徒が ' I'm all ears!' と言いました。
僕はこのフレーズを知っていたので、「聞かせてよ!」的なことを言っているのはわかりました。
ですが、もし僕が友達の話に興味深々で「聞かせてよ!」って言いたい時に、I'm all ears. と言えるでしょうか。
答えはノーです。
頭に浮かんでくるかどうかも微妙です笑
たぶんこれは日本人英語学習者の典型だと思うのですが、たくさんの単語やフレーズを知っているのに、自分が使うことはできない。またはどういう場面で使っていいのか分からない。
これはインプットではなく、アウトプットの問題です。
インプットした単語・フレーズは、「全部会話で使ってやろう」ぐらいの意気込みを持っていないと、アクティブワードにすることは難しいでしょう。
パッシブワードをアクティブワードにするためには、同じことを言いたくても誰もが知っている簡単な表現ではなく、あえてネイティヴが使うような小慣れた表現をするように努めることが重要です。
そうすれば、多様な表現を駆使することができ、少しでもネイティブレベルに近づくことができるでしょう。
ここでもう一度、トーマスの言葉を思い出しましょう。
「言語をマスターするには慣れが必要で、とにかくその言語を聞くなり読むなりしてインプットしまくるしかない。膨大な量のインプットをして初めてアウトプットが成立するんだよ。」
膨大な量のパッシブワードと多様なアクティブワード。
皆さんも一度意識してみてください!
今日は、言語マスターになるための重要な要素のうちの1つについてお話ししました!
それではまた次回お会いしましょう!
Bye〜
「歴史」について語ることの危険さ
どうも!
最近アイルランドもやっと暖かくなってきてとってもハッピーなこの頃です。
(といっても気温は20度前後ですが笑)
さて、本日は、『「歴史」について語ることの危険さ』について考えたいと思います。
僕がこの記事を書こうと思ったきっかけは、ある日の授業でのこと。
僕がいるクラスでは、日本人韓国人中国人ロシア人サウジアラビア人フランス人ルーマニア人スペイン人が一緒に勉強しています。
先生も、アイルランド人アメリカ人イギリス人ポーランド人と割と多人種な学校です。
事件(?)のきっかけとなったのは、スペイン人のおじさん。
このおじさん、いろんな所に旅しているのかたくさん本を読んでいるのか、様々な国の情勢について知識を持っており、授業中ことあるごとに自分の持つ知識について語っています。
いわゆる「俺の若い頃は〜」系おじさんと一緒で、とにかく自分が知っていることを言わなければ満足しないんですね。
そんなおじさんが、授業が始まる前に、いきなりサウジアラビア人の女性に対して中東事情のことを質問攻めし始めました。
この時点で僕は、「あれ?このおじさん…」と思ってましたが、サウジの女性もちょっと戸惑っている様子はあったものの普通に答えていたので、スルーしました。
授業時間になるとポーランド人の先生が教室に入ってきて、「何の話をしてたの?」と尋ねました。
スペイン人のおじさんは、「中東について〇〇(サウジの女性)に質問してたんだよ。次はロシアとポーランドについて話そうか」とロシア人の生徒とポーランド人の先生を見ながら言い出したんです。
ご存知の通り、ロシア(旧ソ連)とポーランドの歴史的関係は良好だったとは言えません。
もちろんこれは冗談で、その後「冗談冗談」と何度も言いながら笑ってましたが、彼がロシアとポーランドのことについて言及した時、クラスが一瞬凍りつきました。
「いや、それは冗談でも言うべきではないだろ…」とクラス中が思っていたに違いません。
結果的に、みんなこの発言を「冗談」として捉え、事なきをえました。
さらなる事件2(?)は、つい昨日のこと。またもやポーランド人の先生の前で起きました。
授業のトピックは、北アイルランド問題について。
北アイルランド問題をめちゃめちゃ簡単に説明しますと、アイルランドという島はイギリスによって侵略され、その「遺産」として残っているのが今の北アイルランド。イギリスからの植民者の多くは北アイルランドに移住し、その子孫と、元々住んでいたアイルランド人が今の北アイルランドに住んでいます。ですので、この二者間の関係はかなり悪いです。ちなみに、北アイルランドは現在イギリス連邦の構成国です。
(北アイルランド問題は、国籍・宗教などが複雑に絡み合い、複雑かつ今現在も続いている大きな問題なので、ぜひ論文などを参照していただきたいです。)
さて話を本題に戻すと、スペイン人のおじさんは北アイルランドについて彼なりの意見を述べていました。
その途中で突然、' I'm so sorry for Poland. 'と言ったのです。ポーランド人の先生を見ながら。
文脈上なんの関係もなく、突然そう言われたので、ポーランド人の先生はびっくりして「なんで今ポーランドについて言及したの?」と彼に問いました。
当然の疑問です。
するとおじさんは、「ポーランドも侵略されたから」と返答しました。
「は??????????」
みーんなの顔が凍りついてました。
ポーランド人の先生は、「確かにそれは事実だけど今それを言う必要はないよ」と少し苛立った様子でした。
おじさんはかなり一生懸命謝っていたのでそれ以上険悪な空気になることはありませんでしたが、本当にヒヤヒヤしました。
やはりこのおじさんは、自分が知っていることや思っていることは、よく考えず口に出しちゃう癖があるみたいです。多分悪意とかはなく無意識なんですよね。(それが一番こわいですが)
どの国にだって、口に出したくない悲惨な歴史はあります。
それが被害者側であろうが、加害者側であろうが。
特に侵略され続けた歴史を持つ国の人々は、そのことに言及されることはかなり心が痛むことだと思います。
ですから、「歴史」や「政治」に関する話題は、海外では極力避けるべきだと思います。どんな言葉が相手を傷つけるかわからないし、史実は1つでも「歴史観」は人それぞれなので無用なトラブルを招きかねません。
「歴史観」によるトラブル
僕のルームメイトのフランス人の子が、こんな話を聞かせてくれました。
授業で冷戦について学んでいた時、あるロシア人のクラスメイトが、先生に対して「あなたはアメリカ側とロシア側どっちをサポートする?」と質問したそうです。
尋ねられた先生は、アメリカ人でもロシア人でもなく、その話題を口にしたくなかったため「それは答えられない」と返答したそうです。
それでも、ロシア人の生徒はしつこく聞き続けたそう。
それで先生も困りかねて、「どちらかと言えばアメリカ側かな」と言うと、ロシア人生徒は逆上し、先生に罵声を浴びせ教室を出て行きました。
後日この生徒は学校を退学処分となったそうです。
「先生、なんで答えちゃったのよ」、
「言うとしてもロシア側って言っときなよ」感は否めませんが、歴史観を巡って起きたトラブルの典型的な例だと思います。
日韓問題…
日本と韓国間でも、不用意な発言でトラブルは起きてしまうかもしれません。
先ほどのスペイン人のおじさんについて、日本人と韓国人と僕の3人で話していた時、おバカな日本人の友達が冗談で「じゃあ竹島について話そうか」と笑いながら言いました。
すると韓国人の友達は、「もちろん韓国のものだよ!」と冗談ではなく本気で言いました。冗談とは捉えられなかったのです。
二人は、なぜ竹島が自国に属するかについて議論していましたが、「これはヤバイ」と思った僕は、「その話はやめよう」と二人の会話を制しました。
止めなかったら、危うく大げんかになってしまったかもしれない。
メリットはあるの?
もちろん、歴史について全く語るなという訳ではありません。
相手に正しく伝われば、素晴らしい学びを得ることもできます。
先日、僕はイスラエルのインターンシップ面接があったため、授業に遅刻しました。
先生に「なんで遅れたの?」と聞かれると、「イスラエルにインターンに行くための面接をしてたんです」と答えました。
授業が終わった後、たくさんの人が僕のことを応援してくれました。
特に、サウジアラビアのとっても優しくて紳士で色んなことを教えてくれるお父さんのような存在の男性が、「イスラエルに行くことはとっても貴重な経験になるよ」と言ってくれて、その理由について教えてくれました。
僕はもともと、イスラエルとパレスチナの関係が悪いことは一般常識として知っていましたが、恥ずかしながらアラブ人がイスラエルのことを良く思っていないことは知りませんでした。そしてパレスチナ人は、もともとアラブ人であることも知りませんでした。(無知はこわいです)
彼は、「パレスチナ人はもともとアラブ人で同胞だから、その同胞の国が奪われたことが許せない。僕らはユダヤ教もユダヤ人も憎んでいないが、イスラエルという国は認めることはできない。」と語ってくれました。
当事者の発言であるだけに、なんとも言い難い感情になり今も心に滔々と刻まれています。
これは歴史について話す、良い面です。
相手が非常に良い方だったこともありますし、僕から「中東について教えて!」なんてぶっきらぼうなことを言っていないのもありました。
しかし、歴史について他国の人と語ろうとすると、それが良い方に転ぶか悪い方に転ぶかなんてことは分かりません。
ですから「なるべく語らない」ことが大切だと思っています。
皆さんも海外に行かれる際は是非気をつけてください。
今日は、そんなセンシティブな話題でした。
ではまた。